小児歯科
Pediatricsむし歯とは?
むし歯は、細菌の活動によって歯が溶かされてしまう病気です。
私たちのお口の中には、さまざまな細菌が生息しています。
これらの細菌は、食べ物の残りかすやプラーク(歯垢)を栄養源に酸を発生させます。
この酸には、歯の一番外側にある硬い「エナメル質」を溶かす作用があります。
エナメル質が溶けると歯に小さな穴が開き、これがむし歯の始まりとなります。
放置してしまうと、この穴は次第に大きくなり、歯の内部へと進行してしまいます。
子供の歯はなぜむし歯になりやすいの?
子供の歯はエナメル質が薄いため、酸による攻撃を受けやすいのです。
また、子供は甘い食べ物や飲み物を好むうえ、正しい歯磨きが難しいためむし歯になりやすいのです。
むし歯の進行
むし歯は初期には白い斑点として現れ、放置すると黒ずんできます。
さらに進行すると、歯の中心部に達し、痛みを伴うようになります。
最終的には神経を侵すため、激しい痛みや腫れを引き起こすことがあります。
当院の予防中心の小児歯科
歯のクリーニング
専用の器具を使用して、プラーク(歯垢)や歯石を取り除きます。
「歯医者さんでキレイにしてもらうと、歯がツルツルして気持ちいいね。」という体験を通じて、歯医者さんに対する良いイメージを積み重ねていきます。
フッ素塗布
歯にフッ素を塗布することで、歯の質を強化し、むし歯リスクを減少させます。
歯磨き指導
正しい歯磨きの方法や歯ブラシの選び方、仕上げ磨きのポイントについてお伝えします。
定期検診
当院では、半年に1回程度の定期検診を推奨しています。
これにより、初期のむし歯を早期に発見し、治療することができます。
定期的な歯科検診の重要性
早期発見・早期治療できる
初期のむし歯は自覚症状が少ないため、定期的な検診で早期発見することが重要です。
早期に治療を開始することで、治療の負担やコストを大幅に削減することができます。
メンテナンス習慣が身につく
定期的な検診を受けることで、口腔ケアの習慣が身につき、一生涯の健康な歯を保つことができます。
お家でできるむし歯予防
楽しく歯磨きするための工夫
歯磨きタイマーや楽しい歌を使って、歯磨きを楽しい時間にしてみましょう。
当院では、歯みがきを楽しくするご提案を行っています。お気軽にご相談ください。
仕上げ磨き
お子様はまだ上手に歯磨きできないことが多いです。
そのため磨き残しが出てしまい、そこからむし歯が発生してしまいます。
歯磨きの最後に、親御さんが、むし歯リスクの高い部位(奥歯の溝やへこみ、歯と歯の間、前歯の裏側、歯の根元)をしっかり磨いてあげましょう。
歯磨きできないときはうがいしましょう
外出先や食後すぐに歯磨きができない場合は、うがいしましょう。
口をすすぐことで食べ物の残りや糖分を洗い流すことができます。
歯の健康を保つための食事と飲み物
砂糖の少ないおやつや飲み物を選ぶようにしましょう。
お勧めのおやつ:
フレッシュフルーツ:リンゴ、バナナ、オレンジなど。
果物も糖分を含むので、食後すぐの歯磨きを忘れずに。
ナッツ類:アーモンド、ウォールナッツ、カシューナッツなど。
チーズ:カルシウムが豊富で、口の中のpHを中和する効果があります。
ヨーグルト:無糖のものを選びましょう。
水やお茶:飲み物は砂糖の入っていないものを選びましょう。
特に水はうがいの効果もあります。
避けたいおやつ:
砂糖が多く含まれるお菓子:キャンディ、チョコレート、クッキーなど。
炭酸飲料やジュース:砂糖が多く、酸性で歯を溶かしやすい。
ドライフルーツ:糖分が濃縮されており、歯にくっつきやすい。
当院では、無理に治療を行いません。
「歯医者さん嫌いにさせない」お子様に寄り添った「優しい治療」を心がけております。
歯医者さんへの抵抗感がなければ、大人になってからも歯科医院へ行くハードルが下がります。
これは、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療に繋がり、結果的に健康な歯を長く維持することができます。
「こどものむし歯を治療したい」
「こどものむし歯を予防したい」
「学校の検診でむし歯が見つかった」
このようなお悩みは、予防中心の「えのき歯科クリニック」の小児歯科へご相談ください。